豊橋万場クリテ 4Hエンデューロ優勝、個人ロードオープン3位/46人

鈴鹿の2Hエンデューロに引き続き、チーム競技で優勝した。やっぱり集団競技での優勝は格別です。個人種目はライバルのA尾さんが優勝。これからも色々な場面で楽しい勝負が出来そうです。


渥美半島の付根にある豊橋市万場調整池でのロードレース。普段は関係者以外は入れない水源の調整池周りの周回路を使います。おりしも台風並みの低気圧が東北の東海岸に居座りとんでもない強風が吹くあいにくの日曜日。しかもここはもともと風の強い地方のようで、近くには風力発電の風車が並んでいる。調整池も平野の高台にあり、強烈な風が吹き抜ける。ピットエリアにも風に飛ばされるものは持ち込み禁止とレースプログラムにも記載されている。空は晴れていて気温も27℃程度で本来なら過ごしやすいはずが、風のおかげで体感気温は16℃ぐらい。

エンデューロは自分、K村さん、K隊長、Hる氏とかなりの強力メンバー。リーダーからも優勝して当たり前とゲキをとばされていた。
車で移動しながら立てた作戦は、去年早めに集団を分解してしまったため、2時間程度は集団を維持し、ラストでエースのHる氏が分解し勝負を決めるというもの。K村さん1走、自分が2走で合計2時間半を目標に、その後K隊長がキープして、Hる氏を解き放ち、できればそのままゴールまでと考えていた。


さて、実際にスタートし、予定通りK村さんが順調に先頭集団をキープ。しかし30分もすると他のチームが交代などでどんどん抜けて行き、45分ごろには2人になってしまった。しかもその中の1人ゼッケン6番にかなり強い人がいて、1時間強を目指していたK村さんもかなりきつい様子。1時間弱で自分にバトンタッチとなった。
実はエンデューロで1走以外は始めての経験。交代のロスを挽回し先頭に追いつけるのかかなり不安な中でスタートした。ゼッケン6は本当に強く、追い風区間でかなり踏んだがほとんど差が縮まらない。「このまま何周かいかれたらやばいなー」と思っていたら、その周に交代してくれた。交代ロスで簡単に追いつき後ろに着くことが出来た。ピットの直後に1箇所だけテクニカルな区間があるのだが、ゼッケン6はカーブがかなり苦手な様子。そのまま追い風区間は後ろに着き、向かい風区間で相手の力を見るためにプチアタックをかけてみる。かなり苦しそうではあるが、なんとか着いてきたので、それなりに走れることは確認。そのまま向かい風区間を引き続けていると、周回遅れの人が合流してきた。そのまま先頭を引いて例のテクニカルなセクションに。ハイペースでカーブを切ると、ゼッケン6は簡単に離れてしまった。そのまま追い風区間を飛ばし引き離しにかかる。向かい風区間に入ると、さっき合流した周回遅れの人が結構いいペースで引いてくれた。これで完全にゼッケン6は千切れてしまい、思わずラッキーと微笑んでしまった。
あとはタイム差を確認しながら個人TT状態。1時間弱がんばって半周ちかく離れたようなので、K隊長に交代した。
K隊長も年齢をまったく感じさせない走りで、1位をキープしたまま30分を走りきり、残り1時間40分ぐらいでHる氏に交代。さすがのHる氏も完全独走で最後までは厳しいので、K村さんが2回目出走のために準備してくれる。Hる氏はさすがの独走力で一時は2位をラップしそうになったが、さすがに1時間を越えると疲れが感じられたので、K村さんに交代。のこり40分もK村さんが全力で走り、最終周回でほぼラップできそうだったけど、わずかに車輪半分届かずに悔しがるK村さん。
「おしかったですねー」などと声をかけ、みなで優勝の握手を交わした。チーム競技の優勝はやっぱり嬉しいものです。


午後からは個人種目のロードオープン。2.75kmを10周します。しかし午前中の疲れが効いていて、ローラー台でアップするものの、まったく心拍が上がりません。正直DNSにしようかとも思ったけど、A尾さんが出場するので、一緒に走るのが楽しみなので、スタートだけはするつもり。遊ぶだけ遊んでダメなら途中で止めてもいいやーと思ってスタートラインに。スタートラインでA尾さんを見つけ、挨拶を交わす。「40人でテクニカルなセクションを走るのは嫌だから、とっとと10人ぐらいの集団にしますか」などと話していると、A尾さんもその気満々。スタートと同時に勢い良くアタックするA尾さん。自分は間違えてインナーにセットしていたのとクリートがなかなか入らず少し出遅れた。でも直ぐに挽回しA尾さんに追いついた。一緒にエンデューロ2位のかなり強い人も着いてきて3人逃げが完成した。このメンバーならほぼ決まりなので、後はペースをキープするだけ。横風時のローテーションの方向などをアドバイスしながら快調に飛ばした。最終周回に入り自分から「恨みっこなしで行きましょう。どこから仕掛けていいですよー」と宣言し、そのまま先頭を引いていく。A尾さんには前回、鈴鹿でゴール勝負で勝たせてもらってるので、ゴール前だけの勝負はするつもりは無かった。そのまま1周先頭でペースを上げ、もし2人が千切れるようならそのまま勝ちに行くことも考えたが、さすがに2人とも強く着いてきた。じゃあやっぱりこの前の借りを返すべく、いいタイミングでゴール前引いてあげることに。ゴール手前400mほどからスピードを上げ2人を引く。あとは2人の力勝負。後ろから「A尾くんいけー!」とゲキを飛ばし、見事にA尾さんが指しきり優勝。健闘をたたえあって握手をする。
ちょっとメンバーが強すぎた感はあるが、非常に楽しい逃げができた。これからもどんどん自ら動くレースをしていきたい。