鈴鹿8時間エンデューロ4位、本日140km

予想通り酷暑となった鈴鹿エンデューロ。3人エントリーでは少々無謀との気持はありましたが、3人がそれぞれの力を出し切り、いまの実力としては十分な4位。もう一つ上に行くには、実力以上の何かが必要だったかも。でもやっぱりチーム競技は楽しいですね。MS97で走れている事に満足してます。


当日は3時半起き。とりあえずカーボショッツを1ショッツだけ摂って、準備をして4時15分に出発。途中コンビニでおにぎり2個とパンを5つとサンドイッチを購入。車中でおにぎり2つとサンドイッチを食べながら集合場所へ。集合してすぎもとさんの車でサーキット入り。5時半には陣地も準備でき1走目の自分も余裕を持って準備できる。スターターを任されるのも今年で5回目。とは言え過去2回は完全に失敗しているので、やっぱり緊張はする。何時もならローラーでアップするが、今年は夏の開催なので、コースでアップすることに。6時過ぎから3周ほど走るが、暑いので簡単に心拍が上がってしまう。途中taka-tacaさんに挨拶しチームピットを使ってくださいねー、と声をかけたけど、お知り合いが完全サポートのみで同行しているそうで、なんとも羨ましい。
7時前にはアップも終わり、スタートまで時間があるので、カーボショッツを2ショッツ。7時20分ごろには招集場所へ移動。普段ならギリギリまでアップしているので代わりに並んでもらうのだが、今年は暑すぎて余計なアップは逆効果。リーダーも付き合ってくれて、日陰で話しながらスタートを待つ。
しばらくしてスタートラインまで移動してスタートを待つが、今年はウィダーがメインスポンサーじゃないようで、ウィダーガールも1人だけ。今年のコスチュームは結構、不人気でした。招待選手はマトリックス京都産業大。そしてトライアスロンチームの日本食研。今年は、終始本当に良いペースでローテーションに入ってくれてとっても走りやすかった。年によっては速すぎたり、逆に安全確保だけに回って全くローテしてくれない時があるけれど、今年ぐらいの関与の仕方の方が、ペースが安定してより安全になると思う。
さていよいよスタート。落車に巻き込まれないためには基本的には先頭付近の1列棒状地帯で走るのがセオリー。でも今年は3人でのエントリーなので、1回目はできるだけ力をセーブしたいので、いつもよりは少々後ろで20番手ほど。それに今年は序盤ペースも速くて(最初の1時間はAve42km/hぐらい)集団は長めに伸びている。下手な選手の後ろに着かないようにだけ気をつけて、とにかく大人しく。途中先頭付近に来るが、今年は登りの力がイマイチなので登りに差し掛かると自然に抜かれて良い感じ。(ある意味イヤな感じだが。)できれば1時間半頑張りたかったが、やっぱり暑さの影響か消耗が早いので、40分ほど経過時に「あと2周」の声をかけたかったが、ピットで誰も見つけられない。でも次の周にはリーダーが声をかけてくれて「1時間で良いよ〜」との事なので、お言葉に甘えて1周で交替のサインを出す。交替のためにシケイン手前から加速してちょっと抜け出して交替のお手本どおりでエースのすぎもとさんに交替。

杉本さんは頑張って1時間半しっかり走ってくれる。さすがだ。その間に自分はパンを2つほど食べて次に備える。できれば2回目は少々無理して長く走りたい。危なげなく杉本さんも集団から抜け出して2時間半経過でリーダーに交替。リーダーもきっちり1時間強走り交替。あと2周のサインをもらってから軽くローラーだけ回してカーボショッツを1ショッツ。11時40分とこれから本格的に暑く鳴り出す時間が来た。

2回目の出走は集団もかなり小さくなっており、同一周回はすでに6チームのみ、とにかくここから千切れてはノーチャンスなので、しばらくは正に耐久レース。さすがに人数も少ないし2回目は結構先頭を牽くことになる。でもペースはまずまず落ち着いているのでなんとかなる。
しかし、先導バイクから招待選手に「ガチで勝負させるから牽かなくても良いよ」との声がかかっている。個人的には「え〜、せめて一番暑い時間帯はローテ回してやり過ごさせてよ」と思ったが、声に出して言えることでもないので黙っていた。マトリックスの選手も、そんな僕たちの気持が分かったのか、言われた後は先頭をどいていたが、その後はちゃんとローテを回してくれていた。しかも京都産業大日本食研の選手とも連絡を取り合い、交代で休憩を取りながらペースを作ってくれていた。本当に助かった。この時間帯からガチで勝負してたら、まじめに死人がでてたかも。
それでも暑さはやっぱり限界。できれば1時間半、あわよくば2時間走りたかったが、きつい。時間的にも無理しても3回目の出走は免れないので、追い込み過ぎないように早めに打ち切ることに。1時間弱経過して「あと2周」のサインを出す。そして交替前の最終ストレートで、ゴールラインぐらいから「交代しまーす」と先行しようとするが、これが最大の失敗だった。すでに脚に来ているのでストレートで大して先行できず集団に戻ってしまい、そこでムダ脚を使ったのでシケインも登れない。全く先頭集団を抜け出せずに若干遅れる形ですぎもとさんに交代。

集団復帰を心配し、ダンロップコーナー側で待っていると、きっちり復帰してくれていた。さすが。後で聞いたところ、復帰にヘアピンまでかかったとのこと。大変迷惑をかけました。ありがとうございます。
そんな脚を使わせてしまったためと、一番暑い時間帯なのもありすぎもとさんも1時間持たずに交代。リーダーが2回目の出走。ここもきっちり1時間強の力走。
すぎもとさんとぼくでもう少し時間を稼ぐつもりが、結局、かなりリーダーに負担をかけてしまった。
その間、自分は相当に暑さにマイっていて、カキ氷で体を冷やそうと思うが、すごい人気でとても買えない。レストランに行くがここもスゴイ行列。でもとりあえず中に入ってクーラーを浴び、並ばずに買える売店ハーゲンダッツを購入。しかしこれでは冷えないなー。そうこうしていると、すぎもとさんが近くのトイレの横に水浴びできるところがあることを教えてくれる。早速全身浴びてやっと復活。リーダーからの交代に備える。

残り時間は1時間半。3人で30分ずつだが、できれば2人で長引かせ20分弱の残り時間でリーダーに渡したい。とりあえず自分は4周を目標に3回目のスタート。リーダーは常に集団を抜け出して交代してくれるので、集団復帰はメチャクチャ楽、というか集団の前で復帰できる。集団のメンバーも相当脚にはきているようで、まだこの時間ではアタックの様子は無いし、登りは相当ペースが落ちている。こちらも仕掛ける余裕は全然ないので、とにかく無理しないで時間をこなす。予定通り4周で交代。今度は先ほどの反省から、シケイン手前の斜度がきつくなるところからペースアップ。良い感じで抜け出せて最後の力を振り絞って全力で上りきる。友好チームも抑えてくれたようでお手本どおりにすぎもとさんにバトンタッチできた。

すぎもとさんも30分を予定していたが、さすがに1時間を切ってアタックの気配が出始めたらしく、脚も限界だったらしくアタックがかかる前に3周目での交代要請。これだと残り40分。リーダーからつなぎで1周いける?と聞かれたので、大丈夫と答え、できれば2周良く予定で4回目のスタート。

スタートして集団に合流しバックストレッチを牽きながらスプーンカーブに入ると、案の定トラクターの選手がアタック。(ちなみに彼は内灘チャンピオン)なかなか良い切れだったが、チームHのチームメートが良いタイミングで前方に2人いたので、号令がかかり助けられる。ダンロップぐらいまでかかったが何とか捕まえてペースは落ち着く。しかしこれで結構脚に来たのもあり少々弱気になり、できれば1周で交代したいと思ったが、ダンロップコーナーでアタックした彼と話していると、チームメートに交代の意思表示を出来ずに通過。無理すれば2周も行けそうだったがやっぱり相当に脚はきつい。シケインを上りながらすぎもとさんを見つけたので、代わってもいいですか〜と聞き、ピットの方向を見るとリーダーがスタンバイできているので、この時点で気持が負けてしまいピットイン。(今回の大きな敗因を上げるとすれば、この判断だったと思う。せめてあと1周余分に走れていればとの後悔は大きい。終わってから、自分の弱さに久しぶりに悔しさがこみ上げた。)

あとは30分リーダーに任せるのみ。しかし自分達と同じですでに2時間以上走っている中、30分走行後のスプリントは相当に厳しいだろうと思っていた。他のチームは終盤は結構細かく刻んで、エースにはラスト2周で渡している。この違いは大きかった。さすがのリーダーも最後は脚を全部攣ってしまい、3チームのスプリントを見送ってのゴールイン。

やっぱり3人での真夏の8時間はきつすぎましたね。その中でもとりあえずそれぞれの今の実力は出し切れたので満足感はあります。でも勝つためにはそれ以上の何かを必要としていたんでしょうね。この悔しさは、また来年につなげたいと思います。
その前に、自分の今年の走りにもつなげなければ。改善点は山ほどあるな〜。