新城サマーエンデューロ、キングオブエンデューロ優勝(3時間1位、2時間1位)、本日120km


昨年は自分が大ブレーキになって優勝を逃したキングオブエンデューロ。今年はチーム全員がほぼ予定通りの仕事をこなして、ほとんどノーミスでの優勝でした。Hるちゃん、H本ちゃん、お疲れ様でした。


【作戦】
前回の経験から新城のコースはピットロスが非常に大きいため後退したら負け。最初の3時間を自分が最低2時間、できれば3時間走りきり3時間を最大でも2人で走り、後半の2時間は前半で築いたリードを守り1人若しくは2人で走る作戦を立てていた。しかしまず最初の誤算は「暑さ」でした。土曜のクリテでの体験から、すでに3時間どころか2時間走れる自信が全くありませんでした。

【大人な愛三の牽き】
気温も上がり始める10時10分にスタート。でも幸いなことに曇りがちで昨日よりは気温が低い。あとは集団のペースだが、去年は愛三の二人が相当なペースで引いてくれたため、スタートからいきなりいっぱいいっぱいになった。今年はどうかなーとスタートして直ぐにピッタリと愛三の2人のお尻にくっつく。

photo by H本ちゃん。
ローリング区間が終了しリアルスタートとなるが、今年は2人とも大人な牽き。ホビーレーサーのペースに上手にあわせてくれています。しばらは2人が引いてくれている後方でのんびりする。これなら2時間行けそうかもと思い始める。

【愛三トークショーへ】
30分もすると集団から愛三の選手を抜いてペースを上げたがる人が出てくるので、一応逃がさないように常にチェックに入る。そうこうしているうちに愛三の2人はトークショーのため離脱。いよいよ参加者のみの時間が始まった。集団から愛産大の選手が逃げるがクラスも違うし、だいたい学生はナンちゃってアタックをするのが癖なので放っておく。その後はソロで出場の実力者達と多くて5人、少ない時は2人で先頭を回す。途中taka-tacaさんも手伝ってくれて助かった。集団は顔馴染みを中心にそれなりに僕の動きをマークしてくれているみたいで、大きなアタックはかからない。時に登りで抜け出す人が出るので一応チェックに入る。でも大体は頂上手前でタレるので、そういった選手は2回目以降はほとんど無視。1時間も過ぎると回りに同じクラスはいなくなったので、自分から仕掛ける必要もなく淡々と先頭交替しながら時間を進める。

【2時間で交替】
1時間半過ぎの時点ですでに先頭を回せているのはソロの強豪選手のみ。チームの部はほとんどいなかったので先頭に出ても比較的ゆったりペースで牽いていく。それでもさすがに疲れてきたのと、Hるちゃんも調子が良さそうなので残り1時間で交替することに。15分前に「あと3周」の合図を出して、最後の周の登りは交替を宣言して集団エスケープ。これが結構決まって、ピットロスの大きい新城ながら、20秒送れぐらいでHるちゃんはコースイン。試走コースを逆走しながら「20秒差、追いつくよ」と指示をだす。
ここからのHるちゃんの走りは圧巻で、1周半で集団に追いつくと、そのまま集団を分解して独走状態に入っている。自分はダウンをしながらH本ちゃんに「スクランブルは自分が出るから、2時間のスタートにあわせてアップして」と伝える。Hるちゃんの走りはその後も全く緩むことが無く3時間を総合トップでゴールイン。小さくガッツポーズしてゴールする姿に痺れました。

【2時間の部スタート】
2時間の部はH本ちゃんがスターター。希望的観測では1時間をH本ちゃんが粘って、残り1時間をHるちゃんがアタックで優勝!と考えていた。
しかし、2時間のみエントリーの強豪が数名。どうも相当なハイペースなレースになりそう・・・。
その予想通り、愛三の先導をはるかに追い越してWJのM川さんが飛ばしまくっている。2周目ですでにH本ちゃんはきつそう。3周目ぐらいから少し遅れ始める。でも粘って6周30分ほど走ってHるちゃんに交替。キング2位のチームはこの時点で先頭集団に残っていて交替後には3分以上の差。3時間の部で1ラップ+2分ほど差があったので、もしラップされてもその集団にさえ着いて行けば負けることは無いので、有利に進めることはできた。Hるちゃんの勢いは今回も凄まじく、超ハイペースな先頭集団とほぼ同じラップタイムで独走している。そのうちに2位のチームが選手交代し、3分以上あった差は直ぐに追いつき、すこしリードをとってしまう。

エンデューロアンカー初体験】
40分ほど経過して自分にバトンタッチ。交替ロスで2位のチームに抜かれたようだ。差は15秒。1周5秒ほど詰めて3周で追いつく。4周目で引き離すと相手は選手交代して大きく遅れてくれる。この時点で2時間の部の何位かはよくわからなかったので、とりあえずペースを緩めずに追い込んで走る。2日間の疲れもあまり感じず、非常に調子よく走れる。だいぶ調子があがってきたのかな?
最後は天候も荒れ模様で、上り口のゆるいカーブでタイヤが滑ってヒヤッとしたが、最後は安全運転ではじめてのエンデューロゴール体験。キングの部の1位は確定だったので、右手で何度かガッツポーズしながらゴールラインを通過する。結局2時間の部もチームでは1位。昨年の大失敗から汚名返上となる完全優勝をすることができました。Hるちゃん、H本ちゃん、ありがとうございました。