JCRC修善寺Aクラス 3位

沖縄までスケジュールの都合でアップダウンのレースはこれが最後。8月に増えた体重が心配だが、何とか気持ちよく登りの良いイメージが残せればと参加したが、思った以上に気持ちよく登れました。ほぼ全快かな?
レースは水色ジャージのチームが2人で毎周回のように交互に登りでアタックをかける面白い展開。自分も2周目に軽くエスケープ、6週目もほぼ本気アタックをかけたり、逃げた水色ジャージを登りでも下りでも追いかけたりとレース中も結構動けました。
最後は15人ほどの集団での登りゴール。6番手あたりから上り始め、久しぶりの修善寺なのもあり、またまた少し仕掛けが遅くなり前の2人捕らえきれず単独3番手でゴール。
それでも嬉しい表彰台。長い帰り道も気分よく帰りました。

ところでやっぱり例のアレは効きますよ。ぜひ、お試しあれ。

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【ちょっと慌しく試走とアップ】
予定より30分ほど遅れて8時前に到着し、直ぐに着替えて受付へ。既に他のクラスのレースは始まっているので試走はしないつもりだったけど、Cクラスの最終走者の後に1周だけ試走の時間があるとの事。さすがに3年ぶりの修善寺なので一応走っておくことに。アップもしてない足で走るには修善寺はきついコース。下りの感覚を確かめながらのんびりと。終わるとすでに9時前。レースは10時スタート。慌てて駐車場に戻り三本ローラーでアップ。心拍110から145まで30分間かけてじわじわ上げる。ローラーではこれ以上上げられないので、駐車場の周りをグルグル回り登り区間で負荷をかける。途中Sクラスの人の後ろに着き、心拍160まで上げられる。ん、まずまず調子いい。そのままスタート地点に移動して、Zクラスを終えたkonaさんやtaka-tacaさんとお話したり、m-kipさんとお話して余裕をかましていたら何時のまにかすでにスタートラインに集合している。慌てて最後尾に並びスタート待ち。Sクラスには去年の沖縄130kmチャンピオンも並びにきた。初めて生で拝見したが、写真よりは長身で手足が非常に長いのが印象的だった。

【小刻みなアタックに対応して前方キープの序盤】
Sクラスから2分遅れでAクラスはスタート。実力クラス別のJCRCは脚が揃っているから面白いが、実はAクラスが一番レベルが揃っているかも。B以下は伸び盛りの格違いがいたりすることが多いし、Sもある意味トップクラスはホビーの枠を超えるようなバケモノがいます。
そのためレースも落ち着いたペースになり易いともいえます。
スタートして直ぐに一人アタック。10mほど先行するも集団は落ち着いて対応。下りに入って直ぐに捕らえます。1周目の裏の登りは特に大きなアタックも無く淡々と上ります。それでも上りに強そうな人は自然に前に上がってきます。自分も前方に位置して他の選手の様子を観察し、登りでのチェック対象を6名ぐらいは把握します。
2周目の裏の登りでは3人ほどが少しペースを上げて先行。それを追走してしばらく3人で登ります。少し集団から離れたので、うまくいけば逃がしてもらえるかもと、坂の中腹ほどで一人でペースを上げ、2人から先行します。坂の頂上手前までは先行しましたが、下りに入る前に吸収。3周目の表の登りで、2名でエントリーしている水色ジャージの一人がアタック。結構なペースで先行します。自分は集団で少し休みながら様子を見ます。逃げはテクニカルな下りを下っても若干先行したまま裏の登りに入ります。登りでもそれほど離れる様子は無いので、しばらく容認して2〜3周しても良いかな〜と思ってました。そして5周目か6周目に捕まえた時点でカウンターアタックをするつもりで少し脚をためようと思いました。

【水色ジャージの波状攻撃に対抗してアタック】
しかし、4周目の表の登りの最後で何故か水色ジャージのもう一人が集団を引き連れながらペースアップ。下りに入る前に逃げを捕まえてしまいます。(あれ、押さえじゃないの?)もしかしたらこっちがエースなのかも知れないと思いつつ下りは集団前方で。テクニカルセクションでは抜きづらいので、できるだけ前にいるのが鉄則。過去に前の選手に中切れされて苦しんだ覚えがあるのでなおさら。
水色ジャージはそのまま裏の登りでアタック。また10mほど先行し、何人か着いて行くけども、それほど強力でもないので集団前方で牽きながら様子見。逃げは表の登りで捕まり下りセクションへ。そのまま集団で下り裏の登りに入るとこの辺から上り口でペースを上げる選手が増え始める。よくレースでも見かけるIBEXの方と登り口が特に軽そうなfittoの人。常に前方に位置しているMEISEIの人。大柄で下りが強そうな割に登れるSPLASHの人。VLAMSジャージの人。などが積極的。登りでもこの辺が常に前方を走っている。その中でまた水色ジャージの人が入れ替わりでアタック。10mほど先行。たぶん2人で交互に仕掛けて集団の消耗を狙う作戦なんだろう。先ほどとほぼ同じような状況で表の登りの最後で捕まり、さらに6週目の裏の登りで入れ替わりで水色ジャージがアタック。それならばと対抗して自分もアタック。水色ジャージを捕まえてさらに一人でペースアップ。結構集団を離したので、ギリギリに生り過ぎないように心拍170ちょっとまでで上がっていく。単独で頂上に着くが、下りでかなり詰められてしまい表の登りではすでに後ろが見えている。登りきる前に捕まりいったん休憩。そして7周目も同じように水色ジャージが入れ替わりでアタック。対したもんだ。

【沖縄130チャンピオン恐るべし】
登りではIBEX、MEISEI、FITTO、自分+αの同じような面子で集団を牽きながら一定ペースで逃げを追います。次第にペースも上がってきてだんだん集団は絞れてきて15名程度。そろそろ自分もきつくなってきたが、今回のテーマは「あきらめないこと」と決めていたので、自分で踏むのをやめるのはNG。
テクニカルセクションで挽回できるので、気分的な余裕が脚の余裕にもつながっているようだ。8周目も水色ジャージは同じく入れ替わりでアタック。第二グループで粘りながら追っていると、後ろから先導バイクが近づいてくる。どんな走りをするか興味があった沖縄130チャンピオンだが、まさかこんなに早く追いついてくるのか?と思いながら後ろをみると、やっぱりSクラスが3人で追いついてきている。メンバー的にもBR−1で先頭走れるメンバーなので当たり前といえば当たり前だが、正に格の違いを見せつけられる。ここまで違うと悔しさと言うよりは、「いい勉強させてもらいました」って感じ。
それは置いておいてAクラスのレース。この登りでは少し遅れたので、表の登りとテクニカルセクションを頑張って先頭に追いつく。9周目に入っても同じく水色ジャージは入れ替わりでアタック。でもそろそろこれは放っておいても大丈夫。それ以外のメンバーが上がっていくのにあわせて自分もペースアップ。もしうまく集団と離れればそのままアタックするつもりだが、逃げ切れるほどには離れないので最終周回に持ち込むことに。最終周回の表の登りではMEISEIが勢いよくアタック。今まで一番距離が離れ、テクニカルセクションも一人で下っている。逃がすもんかと下りを先頭で牽き、裏の登り口で追いつく。

【またしても仕掛けのタイミング遅し】
さて最後の登りはさすがにペースが速い。自分も先頭付近で登っていくが、ある程度のペースなのでアタックは不可。登りゴールスプリントに心を決めて位置取りに気をつけて頂上へ到着。3番手で下りに入り下りきるまで3番手をキープ。最初のきつい勾配を後ろに付けて、斜度が緩んだとこから勝負できる脚を残す作戦。だったけど、ここまで登りであんまり動かずに足を貯めていたであろう、見たこと無いジャージが4人ぐらい左から右から斜度が緩む少し前から仕掛けていく。6番手前後まで落としてしまい、慌てて追いかけてそのうちの2人を捕らえるが、後2人を捕らえ損ねて3番手ゴール。うーん、自分から仕掛けないと勝てない脚の持ち主なのを、またまた忘れてしまっていた。
ま、ゴール勝負は今回のメインの目的ではないので、それほどショックではありません。それより登りと下りで気分良く動けたので、一人で片道4時間運転した価値はあったかな。レース後の疲れもオーバーワーク症候群に陥る前の普通の疲労感。やっとまともに練習していけそうだ。おきなわまで8周間を切ったが、欲張らず、しかしやるべき事はやっていこう。

(レース展開は多分に記憶間違いがあるのでご了承願います。)