JPT白浜チームタイムトライアル 4位

今年で唯一最大?のチーム貢献の可能性があるレース。チームタイムトライアルは自分の得意分野。とはいえ普段のホビーレースのTTTとは違い、日本のトップクラスの選手と一緒となると最後までついていけるかとてつもないプレッシャーの中、結果的には一緒にゴールはできませんでしたが、チームプレーとしては最低限の仕事はできたかな。

シクロワイアードの記事↓にもありますが、3周目に橋本さんのパンクで若干の中切れで前三人と後ろ二人に分裂しかけたのですが、こりゃ待ってもらうよりも自分が犠牲になって追いついた方が得策と判断。皿屋さんを引き連れて半周かけて何とか復帰。そのあと皿屋さんがしっかりローテに加わって4人で最後まで行ってもらい、コンチネンタルプロチームを抑えての4位。完走できずに落ち込みましたが、中畑監督に「いい仕事だと思います」といってもらい嬉しかったです。
http://www.cyclowired.jp/?q=node/106165

写真6人目、黒ヘルメットが僕です。ちょっと離れてますが、この時点では千切れてませんよ(笑)。


レース内容も少しだけ、


レーススタートは16時過ぎで試走も11時なので移動は当日5時発。10時に入るつもりが9時過ぎには会場到着。新名神の威力は凄いです。
会場設営も今からなので、しばらく車で仮眠。10時過ぎにはP1駐車場が設置されていたので、とりあえず陣営の準備。自分のタープを出して準備していると監督が到着。前回の伊吹で監督者の資材も頭に入っているので、結構手際よく準備完了。
皿屋さんも到着し二人で試走準備。関東の主要メンバーは現れないので、試走はパスなのかなと思いとりあえず二人で軽ーく流しに行くことに。4周ほど二人で回り思った以上に自分の調子はいいことを確認。さて陣営に戻るかなと思ったときに主要メンバーが登場。もちろん中に入ってさらに2周。ポールさんの先頭固定で結構なペース。でもこれぐらいなら余裕あるので、本番でも行けそうな予感。

試走を終えて陣営にて作戦会議。実力者のポールさんを前半引っ張ってその後は関東の主要メンバーで回し、後半で中部の二人が力が残っていればローテに入ろうと言うことに。
レースまで3時間以上あるので、いったん解散。自分は二度目の仮眠。

先週の伊吹山でアップ不足で失敗したので、今日は1時間半前からアップ開始。とは言えいったん試走でいいスピードを出しているので、アップは文字通り体を温める事を重視。
エースから順に監督にマッサージオイルを塗ってもらい、自分も最後の方で塗ってもらう。その後に作戦の再確認。結局前半2周半の作戦はそのままに、中部勢もそのペースを見ては入れればそのままローテに入ることに。自分は6番手で追い風区間の最後を走り折り返して向かい風区間でポールにつなぐ役目。


そしていよいよスタート。

1周目の追い風区間までは予定通りポールさんが目標のペースで先頭固定。でもこのペースだと早めにローテを回した方がいいなと2コーナーを回る時点で感じていたけど、最後尾なので無茶に隊列は崩せない。向かい風区間でさらにペースが落ちかけていたので高岡さん素早い判断で声かけし「回して行こう」となりローテーション開始。
1コーナーを立ち上がる時に自分が5番手でポールさんが6番手。1周半の先頭固定で疲れているようで少し立ち上がりでポールさんが遅れている。先頭は気づいていないようでそれなりのペースで加速していく。でもここで僕がそこに着くとポールさんがきつくなるので、少し遅らせてポールさんを待つ。さすがに直ぐに着いてくれたのでそのまま加速。隊列を組みなおす。
そして2回目の追い風区間では予定通りというか、少し早すぎた感じで自分が先頭に。追い風区間では上げ過ぎても意味がないので落としすぎない程度で最終コーナーへ。立ち上がりでポールさんがいることを確認してから後ろへ下がります。
実はこの2周目がチームでは最速ラップだったようです。

一番後ろに着きまだまだ余裕で向かい風区間を走る。追い風区間で少しローテの順番が入れ替わっていたようで、1コーナーを曲がるときには自分が5番手で本当は前にいるはずの皿屋さんが後ろに。立ち上がり直ぐに橋本さんから「前へ」の合図。コーナーの前からスローパンクしていたらしい。コーナーで声をかけてくれていたらしいのですが、さすがにコーナーでは気づかず。
合図を見て瞬間で前にでるもすでに2車身ほど前の三人と離れている。しかも前の三人は国内トップレベルの三人。
もちろんいいペースを維持しているので、ここで大声で止めて待ってもらうよりも、自分は犠牲になってもいいのでいったん馬力で追い付けば最低でも4人になる。皿屋さんも昨年の白浜TTTで6位入賞のメンバーなので、連れていけば必ず力になるはず。

追い風区間のほとんどを使って何とか合流し、向かい風区間へ。

流石にここからはきつくなり、向かい風区間はローテを飛ばしてもらい最後尾で回復を図ります。なんとか向風区間をやり過ごし追い風区間へ。立ち上がりは何とか着けたものの中間ぐらいで危なくなったので離れてしまう前に中切れサインを出してポールさんと皿屋さんに抜いてもらう。
5周目の向かい風区間もなんとか最後尾で粘るも追い風区間でペースを上げて行くメンバーに着けなくなる。
最終周回に入る前にコントロールラインで戦線離脱。

後はゴールラインでチームの山下君に状況確認。「今走っている中では一番です」との事で、まずは一安心。

そしてチームが帰ってきてこの時点で暫定1位。
コンチネンタルプロチームのCプロジェクトにも先行できた。

完走できなかった悔しさと、チームの健闘を喜びたい気持が入り混じる複雑な心境。
申し訳無さを感じながらも素晴らしい走りをしたチームのみなさんに「お疲れ様の」声かけ。


その後のランキング上位5チームの3チームが走った時点で2チームが減速。この時点で4位以上が確定。

最後にチームUKYOとブリッツェンの2チームが走るが、さすがにこの2チームは力の違いを見せつけて1位と3位。

クラブチームでの表彰台はなりませんでしたが、ホント凄いチームです。

この中で走らせてもらった事はホント選手として幸せでした。

自分は小さな仕事しかできませんでしたが、ほんの少しだけチーム員として認めてもらえたような気がして、白浜まで来た価値がありました。

あー、でも最後まで仕事したかったな〜。