栂池サイクル男子C(31−35歳)12位1時間04分20秒、本日70km

実に4シーズンぶりのHCレース。最後のHCもこの栂池2004年大会。前回も同クラスで8位。持ちタイムは1時間1分。そのシーズンの武平TTでは33分10秒が最高でした。今年は水曜日に31分台をマークしている。そのため今年は十分1時間切りが望める調子でのぞんだが・・・。
結果は1時間4分代。記録よりも日本トップクラスのヒルクライマーのペースを体感したくて前半飛ばしすぎ。分かっていた事なのでタイムは仕方ないが、正直かなり悔しい思いでいっぱい。せめて宿屋街に入るまでは着いて行きたかったな〜。


レース前日は出張帰りで東京から自宅に12時到着。直ぐに用意して一人でエスティマ号で出発。何か忘れているような気がしたが、たしかに結構忘れ物をした。特にこまったのが歯磨きセット。それとスペアのチューブラータイヤも置いてきた。パンクしたらアウトのヒヤヒヤものでした。
5時半に宿に着き四日市組みと合流。お風呂に入って乗り物疲れを癒し、楽しみな夕食。ここではシナジーのI上さんとお会いして、前から興味のあったお台場周回練習の話などを聞け、とても楽しい時間を過ごした。I上さんお自転車に対する姿勢や食事へのこだわりなど、とっても尊敬できるものでライバルになれるように頑張りたい。もし東京勤務になったら、絶対にお台場朝練に混ぜてもらおう!!。
楽しい時間もそこそこに、10時前には就寝。ここ2ヶ月の早起きと出張疲れから完全に爆睡。5時半に気持ちよく目覚める。
すると既にI上さんは最初のアップを終えたようで、さすが。朝ごはんを取って皆でNEWジャージで記念撮影をしてから1人早めに現地入り。陣地を確保して3本ローラーでアップを始める。
2日間の完休が効いているのか、アップ中もメチャクチャ脚は軽い。普段なら無負荷でも53−17T程度で心拍125ぐらいになるが、今日は53−14Tでも125。ATまで上げるにはアウタートップまで上げる必要があった。負荷が軽すぎるので、宿屋街の坂へ調子を見に行くが、ここでも明らかに脚が軽い。絶好調だ。
いよいよスタートだが、昨日の夕食時に参加メンバーを確認したが、栂池はチャンピオンクラスが無いのもあり、同クラスには日本トップクラスのヒルクライマーが2、3人いる。HCでタイムを出すにはマイペースで後半徐々に上げていくのが良いのは百も承知だが、このメンバーを見て単にタイムを出して上位入賞狙いではあまりにももったいないと思ってしまった。実際4年前も当時絶好調のA倉選手のペースを見送ってしまったのが未だに後悔として記憶に残っていた。なので今年は途中で切れてもいいので、トップクライマーの力を見てみることに決定。しらびそチャンピオンの隣に位置取り、スタートから彼らのペースに着いて行く事意外は頭に無かった。
もちろん、自分の予想最高タイムと、彼らの予想タイムは5分以上の差がある。ついていけば確実に何処かで潰れて、結果的にタイムは悪くなるのは明らか。それでもその刺激に対する欲求が上回ってしまったのです。
スタートして直ぐに予想通り、しらびそチャンピオンと今回優勝のアダムさんがハイペースで飛ばす。もう一人はI上さんに聞いていたS木さんがついてくる。自分もピッタリ後ろにつけて4人で一気に集団エスケープ。一応無謀すぎる走りはしたくなかったので、ちゃんと心拍は確認しながら着いて行くし、もちろん先頭になんか出るはずも無い。心拍は165程度で、普段HCするときのベスト心拍。これならしばらくは着いていけるとダンシングとシッティングを交互に使いながらスタート直後の急斜面を一緒に飛ばしていく。最初はしらびそチャンピオンがアダムを振り切りたいのか、結構なペースで引いている。しかしアダムも非常に積極的で、ダンシングで先頭にでてさらにペースアップ。もちろんしらびそチャンピオンも負けじとペースアップ。しばらく着いていけるが、さすがに心拍も168ぐらいまで上がり出す。しばらくすると少々落ち着いてきたので、自分も心拍落ち着けようと思ったのがまずかった。攻めの気持がなくなると、徐々に3人が離れていく。S木さんもつらそうでじわじわ一緒に遅れている。しばらくS木さんを目安にペースをキープするが、急坂区間が終わる頃には結構脚に来てしまっていた。そして2人の姿が遠くなると、気持も脚も完全に切れてしまい。宿屋街では4、5人に抜かれてしまう。心拍はそこそこだったものの、やっぱりソリアレベルの練習が不足している脚には、確実に効いてしまったようで、回復には相当な無駄時間がかかってしまうことなった。(想定してましたが)
ここからしばらくは脚も気持も苦痛以外の何者でもない。同宿したT口さんにパスされ、しばらくしてチームメートのH本さんにもパスされる。すでにこの時点で13位ぐらい。速度も比較的緩斜面なのに11〜13km/h。でもどうしようもない。
そこからは粘りながら何とか回復を待ちながら30分ほど辛い時間が過ぎていく。やっとゴール手前5kmほどから脚が回復してきてリズムも出てきた。でも視界には同クラスの選手はほとんどいない。唯一の目標は遠くに見えるチームメートのH本くんだけ。全然近づいてこないが、なんとか頑張っていると、チームジャージが近づいてきた。あ、やっとH本くんを捕らえたと思った瞬間「がんばれー、よしおかさん」との声だが、H本くんとは声色がちがう。おかしいなと思いながら前を見ると、もう一人チームジャージが見える。あれ?今抜いたと思ったばかりのH本君のコルナゴが見える。そうかどんなべさんだったんだと気付き、H本くんを追うけどもさすがにそんなに簡単に近づかない。ゴールまえ2kmほどでやっとのことで追い着き、「きっついね」と声をかけて一緒に登ろうとしばらく並走。結果的には自分が少々先行してゴール。辛い時間の目標として、とっても助けられました。

レースとしてはダメダメだけど、4年前の後悔を果たしたという意味では満足。また、何をすればあのレベルに近づけるのかも少し掴めた気がした。ヒルクライマーになるつもりはないけれど、沖縄に向けてレベルアップするためには、十分収穫のある大会だった。あと5ヶ月、がんばろう。