実業団3Days熊野 ERクラス

1日目:赤木川清流コース 7位
2日目:熊野山岳コース 7位
3日目:大地町周回コース 12位(フィーバーならず、おしい)
総合 7位(お、やっぱりフィーバー?)

木曜日から3日間の実業団熊野に参戦してきました。3日間、食べることと寝ることと自転車レースのことだけを考えればいいという、とっても贅沢な時間を過ごすことができました。ベルダのチームメートのT主任さんエスコートで、宿泊も夕食もばっちり。名古屋の練習仲間の方もご一緒させてもらいましたが、なんと生まれ年が同じ、もしくは同級生の5人であることも判明し、妙な一体感で盛り上がりました。Mうらさんご夫婦、岡Dさん、楽しい時間をありがとうございました。
コースも最高に面白いし、食べ物も美味しいし、晴れていれば風景も最高だし、四日市から3時間半で行けるし、また来年も行きたくなりました。

レースの内容も簡単に


1日目(大雨)
赤木川清流コース16km×3周

【T主任のスーパーアシストの甲斐なく7位に沈む】今年からコースが変更になりゴール前に200mほどの激坂が入り面白いコースに。登って下ってゴールまで500mもないので、ここの山頂を先頭通過すればほぼ3位以内は確定という非常に分かりやすいレイアウト。
1日目は狙うつもりはなかったけど、ちょっと方針変更。最終ラップにうまく位置取りできれば、表彰台を狙う気満々になってしまった。
レースは序盤からハイペース。1分前にスタートしたBR−1も直ぐに吸収して1つの集団に。初日なのと運転疲れか少し脚は重く、何度か平地で遅れそうになるけど、あきらめずに着くことができた。
3周目になると体も温まっていい感じ。最後の激坂に向けて少しずつポジションを上げて行き、先頭付近に来たときにチームメートの主任さんが先頭に出ていいペースで引いてくれる。しばらくて前に出ようとしたら、手でさえぎられて下がっててとの事。「おっと、予期せぬ突然のエース指名」。そのまま4km地点から2km地点まで引いてくれて、激坂1km手前で先頭を交替。そして少しペースを緩めると案の上前に出てくる人がいるので、また後ろに着き2番手キープ。
そして上り口では計算どおりに先頭で入りいよいよここから・・・、のはずが。短い登りは得意なので足の見せ所と、いいたいとこなのですが、この激坂は砂利交じりのコンクリートで滑りやすい。なのでダンシングでガシガシ踏むとスリップして登れません。僕の技術ではシッティングで重めのギヤを踏むしかない。できる限り精一杯で踏み続けるけど、キング三浦を含む3人が上手に加速して抜いていく。頂上付近でもう一人にパスされて(これが悪かった)くだりに入ると、4番手の人が下りが遅い。とても抜ける道ではないので、この時点で終了。最後の直線も加速してみるけど全然無理なので、あとは無理せず流しているとさらに2人に抜かれて7位ゴール。
脚よりもペダリングスキルの無さを痛感したレースでした。
それに主任のスーパーアシストを活かせなかったことが心残りです。


2日目(大雨)
熊野山岳コース(千枚田登りと少年自然の家頂上ゴール)
【目の前の表彰台に届かず連続7位】

2日目は周回コースではない本格ロードレース。熊野市外のパレードを含む60kmほど。中間地点に3kmほどの登りの千枚田があり、ゴールは1km強の登り山頂ゴール。
スタート直後に800m9%ほどの登りがあり、まずここで3人ほどが仕掛けているので着いていって見る。牽制で逃がせてもらえればそれもありかとしばらくローテするも直ぐに捕まる。その後も3回ほど1km弱の登りがあるのでその都度仕掛けて見るけど、逃げは決まらない。
ちょっと疲れたので千枚田への折り返し地点までは集団中ほどでお休み。折り返して千枚田へ向かう細い道に入るけど、思ったよりも上り口は遠く中々登りが始まらない。そして登りが始まると登りが得意と思われる6名ほどが序盤からハイペース。4kmほどあると聞いていたので無理しない程度で追いかける。おおよそ6番手から10番手あたりで登りまだ2km以上あるな〜と思っていたら「残り1km」の看板。あれ思ったよりも短いじゃん。そのため大きな差はつかずに頂上をクリア。そしてまたここからがまずかった。下りに入るところで少し出遅れて、先頭8名ほどと少し離れてしまう。前の選手は余り下りが上手そうではない。後ろにキング三浦がいるので道を知っていて引いてくれるかと思ったけど、安全運転の模様。そうこうしているとT主任が抜いていき、前の選手との間に入ってくれたかと思ったのもつかの間、前の選手が左コーナーで落車。T主任は巻き添えに。自分はT主任のおかげで少し間隔があったので回避できた。でも後ろのキング三浦に抜かれて、そのあともビビリが入りペースが上がらない。見る見る集団が見えなくなっていったけど、下りきった辺りで少しだけ姿が見えたので、平坦区間に入ってからは渾身のペースアップ。「ここで頑張らなければ二度と追い着けない。今回何をしにきたかわからない」とがむしゃらに踏み、2kmほどで合流。すると下りで逃げた人がいるようで、何人か確認できなかったけど2分差のとこ事。しばらくキング三浦がペースを作ってくれるけど、他の選手はローテをうまく回せない。というか回さない。(たぶん逃げが1人なのを知っていて2着ねらいだったもよう)。自分はとりあえず追い着きたかったので後半は積極的に前も引き、アタックをかける人に追い着いてペースアップを図る。でも最後の上り口では姿がみえなかったので、この時点で少しモチベーションダウン。(この集団が2着争いとしっていればもうひとがんばりできたのかな?)
でも最後の1km10%ほどの激坂をできる限界で登る。回りも結構強いし、脚も溜めていたようだ。6人ほどに先行されチェブロの選手のお尻に張り付く。この際入賞でもいいのでできるこまでいこうと最後まで踏み込みチェブロの選手を交わしたけれど、集団6番手ゴールの7位。1位の選手も2位の選手と結局2秒差との事で、下りで遅れて状況把握できなかったことが敗因ですね。
それにまたT主任の身を挺したスーパーアシストを活かすことができなかったのが悔やまれます。


3日目(快晴)
大地町周回10km×4周
【T主任の追撃に逃げ切りかなわず】

最終日は快晴となりモチベーションアップ。思ったよりも脚も動くし最後のチャンスに賭けることに。コースは500m10%の登りがあり下りもトリッキーなスパイスの効いたレイアウト。コーナーも多く逃げが決まりやすいレイアウトでもある。500m10%の登りの後もダラダラと1kmほど緩斜面が続くので頂上アタックが有効なので、チャンスがあれば逃げるつもりでスタート。
1周目はスタートから1名逃げており、それを追う集団は上り口まで牽制。しかも自分がなぜか先頭固定。それなので1周目からのアタックは止め。
集団で下りのペースを見ながら回復させ、2周目の登りに入る。すると心臓も脚もメチャクチャ軽いし、自然に頂上付近で集団先頭まで上がってきた。すると昨日7位争いをしたチェブロの選手がアタック。これは良いと直ぐに反応。二人の思惑は一致し直ぐに15秒ほど離れて、下り区間では見えなくなる。3周目に入る時点で「25秒差」との情報。微妙な距離である。3周目の登りは少しきつくなりチェブロの選手から少し遅れるけれど、山頂からは合流しそのまま2人で。半周した頃にまた「25秒差」との情報。う〜ん、泳がされているのか、後ろも追えないのか判断の難しいところ。そして4周目に入る時に「15秒差」まで縮まっていた。どうやらT主任が僕が逃げている事に気づかず、集団を引っ張って追撃していたそうです。そのため4周回目の登りでは直ぐ後に集団が見えてきて、さすがに2人ともペースが落ち気味で、頂上付近でキング三浦を含めた2名に抜かれる。自分ももう少し登りきったところからなら着いていけたけど、少し遅れてしまう。チェブロの選手は少し前にいたのでそのまま3人でペースアップしていく。そこへ昨日、一昨日の優勝者が上がってきたので後ろに着いて追いかけるが、この人はあまり先頭を引ききらない。そのため20秒ほど離れてしまい集団も10名ほどの大きな集団になる。
できれば追い着きたかったので、息を整えてからまた先頭を引く。でもほとんどローテは回らないし、自分も一杯一杯で少しポジションを落としてしまう。
結局そのまま3名は逃げ切り、集団は4番手のためのスプリント。そのためもちろんモチベーションは低く、あいているコースを安全に加速し集団10番手ほどでゴール。
何が悔しいかって、7位で3日間フィーバーとならなかったこと(そこか!)。
ではなく、三浦さんたちに着いていけなかったこと。

でも、初めて実業団で集団エスケープできたし、いまの体調でここまでできれば秋には十分戦えそうなので、いい結果だったと思います。
やるべき事を、普通に着々と積み上げて、もう少し上を狙います。