JPT群馬 10周DNF

今年のプロツアー初のサーキットロードレース。1周6kmのアップダウンのを20周、120km。5年前にベルダで初めて実業団登録した年に森本っちゃんや杉本さんが走っているのを見て、P1になって最も走ってみたかったコース。

当時の杉本さんや浜松くんなど、自分より強かった選手でも完走していないレース。冷静に今の自分の力を考えると、やっぱり厳しいとの思いを持ちながらレースに臨んだのですが、やっぱり人間見てるところまでしか行けないもので、あえなく10周で終了。

P1のロードレースで完走するには「10年早い」と言われそうですが、どっちかって言うと「10年遅かった」かも(笑)。とは言え単なる強がりかもしれませんが、とんでもなく足りてないわけではなく、あとほんの少しの改善で届きそうな感じはあるので、5月はしっかり走って一皮剥けたいところです。


レースレポートならぬ、リタイアまでの軌跡を...、

前日はレースに備えて午後半休を取りチームの岩月さんと群馬入り。岩月さんの軽妙トークで道中も眠くなることも無く快適な移動。
ホテルについて和食屋さんで夕食。渋川駅前でしたが、駅前って感じはせずお店を見つけるのに少し苦労しました。

8時頃にホテルに戻り10時過ぎには布団に入るものの、レースへの緊張と隣の部屋からと思われる換気扇の音が気になって全く寝付けない。
なんだかんだしている内にどんどん時間は過ぎてしまい、浅い眠りに就いたのは2時ごろか?そして5時前には目が覚める。2時間強ぐらいしか寝れなかった。(もしかしたら今回の最大の敗因かも)
そろそろP1レースにも慣れてきたので、次回からはちゃんと寝られるでしょう。

6時半ごろからゆっくりと朝食。
8時前にホテルを出発し、コンビニで買いだししながら現地に9時30分ごろに到着。
現地は予想通りの低気温で5℃程度。しかも小雨。
ただ雨雲は昼ごろには無くなりそうなので、ひとまず安心。

受付やら荷物運びやらをしていたら直ぐに11時ぐらいになりローラー台でアップ開始。
脚自体の調子はかなりいい。これなら結構いけるかもとの期待を胸にスタート。

1周目は集団中ほどから少し後ろでポールさんや小室さんが見える位置で。予想通り逃げが決まるまでは結構なスピードで展開します。でも脚の調子もいいので登りも下りもスピードには特に問題なく対応できていた。心拍もそこそこで呼吸もそれほど荒くもなっていない。2周目に入りペースはまだまだ落ちないけど、自分もまだ余裕がありほぼ同じ位置をキープ。3周目もそれほど厳しいとは感じていなかったけど、気がつけば集団最後尾となっていた。それまでに何名かの選手は千切れていた模様。
また3周目の心臓破りの坂からホームストレートに向かう登り返しで少し前で選手が右にそれて止まっていた。どうやらこれに小室さんが絡んで落車していたらしいのですが、それは確認できなかった。確認できていたら止まって少しでもアシストできたのに無念。

そして4周目に入りヘアピンからの加速で隊列に入れず少し風を受けて加速する事に。どうもこれが効いたようで、そのあとの駐車場上の軽い登りできつくなってくる。そのダメージを引きずったまま心臓破りの坂に突入すると、やっぱり踏めなくなってしまう。
時間帯的にも苦手な30分前後の中弛みポイントで、ほんの少しだけ弱気になった瞬間集団から離れてしまいホームストレートに戻ってきたときには一人では追えないぐらいの差で集団が加速していっていました。

それでもそろそろ逃げもできる頃なので、もしかしたら集団も緩むかもと何とか踏んでいきますが、実際に集団が緩んだのはもう1周あとのようで結局は追いつけず。「いかん」と脚が止まりそうになった時に、落車で遅れていた小室さんが後ろから追いついてきたので、ほんの少しだけでも役に立てればと下りだけ少し前を走る。
2人なって1周した時点で集団とは3分程の差でホームストレートですれ違っていた。でも僕のペースが全く上がらないので、結局次の周には差が広がっていて後は二人で悲しい練習モード。

心臓破りの坂では何度も小室さんが待っていただき、5周ほど一緒に走ってもらい自分にとっては大変いい練習になりました。

チームの方は高岡さんが3人逃げに成功し10周程度を逃げた後、集団から優勝候補の3名を含む10名の追走が形成され3名を吸収して13名の逃げが確定。集団は追うことは無くなったので、高岡さんの1桁入賞確実かと思ったけど夕方に差し掛かってさらに気温が落ちていた。もともと寒さに強くない高岡さんは残り2周で低体温でスローダウン。

代わりにポールさんが最後の登りで集団を突き放して13位ゴール。
セイゴもきっちり集団で完走しポイントをゲット。
そのおかげでチームランキングは4位をキープしてます。

すっごいチームです。

僕はとりあえずロードの完走目指して頑張らねば。