MATRIX鈴鹿エンデューロ春SP 6時間ソロの部 5位 220km

5月はプロツアーのレースが無いのでトレーニングのためにと申し込んであった6時間耐久。エンデューロは過去に何度も出てますが全てチームでのエントリー。6時間も一人で走るのは経験なし。そのため現実的な目標は6時間先頭集団での完走。おそらくそれを達成すれば表彰台との取らぬ狸の皮算用もありましたが(笑)。

目標と順位は間違っていませんでしたが、結果は4時間目に集団から離脱。2時間ヘロヘロで一人旅をして何とか先頭から3周遅れの5位でした。

前日にテツさんから「結果を期待してます」とのエールをもらい、木曜にお世話になったテツさんに何とか恩返しと思ってましたが、かないませんでした。

ただ、単なる敗戦ではなく収穫も多く、足りなかったあと1/3を埋める努力で目標達成できる気がします。


レース内容を簡単に、

スタート前にメンバーを見ると思ったよりはビックネームが少なく、やっぱり中心となるのはナルシマのさくらいさんとエルドラードのいしがきさん。二人ともプロツアーで上位で競っている方です。そのほかにもマルコポーロの選手もマークとの情報でゼッケンを事前に確認しておいた。

スタートから1時間は招待選手のベルマーレが6人でずーと先頭を牽いてくれるので、その他の選手は先頭交代なし。(安原さんに「今年はしょぼい招待選手で」ときっつい事をいわれてましたが、結果的にはここ最近では一番いいホスト役だったと思います。)
最初は集団20〜30番手ぐらいに位置して体力温存していたが、さくらいさん、いしがきさん、マルコポーロの選手が上がってきたので自分も上げてベルマーレトレインのすぐ後ろぐらいに位置しておく。

1時間ごろからベルマーレの選手が少しずつ後ろに下がり始め、ここから2時間めまでは一般の選手20名ぐらいとベルマーレ4名ぐらいがまじりあってのローテーションとなります。

今回のレースで特徴的だったのは非常に「正々堂々」とまるでチームTTかのようにローテが回っていました。

2時間過ぎごろからはベルマーレの選手はローテに入らずに、一般の選手で力のある10名ぐらが回す後ろにベルマーレが陣取る形。しばらくはベルマーレの選手の後ろにもある程度のチームが続いていましたが、先頭交代できる力の無いチームはそこから上には上がれない状態。
ここからは本当に淡々とほぼ同じメンバーでほぼ均等にローテが回ります。
でもやっぱりさくらいさんは見ていても非常に上手に力を使わずに先頭に立った後、スッと引いて下がっていくのが、周りの選手よりも1枚も2枚も上手でした。でもちゃんとペースを落とすことなく次に回すんですよね。
それに比べたら、かなり自分も気をつけて力を使わないように早めに下がるようにしたつもりだったのですが、やっぱい思った以上に先頭を牽いていたのかも。

10名中の3名が6時間チーム、7名がソロといった感じだったかな。やっぱりチームで交代している選手は脚がフレッシュで3時間目でもペースが早い。

3時間過ぎごろから自分は明らかにきつくなり、一度後ろに下がって休もうとベルマーレの選手の後ろに下がろうと思ったら、なんと既に後ろにはだれもいません。すでに集団というよりは10名の逃げ集団。といっても後ろにメイン集団もありませんが。

当然ベルマーレの選手の後で休むわけにはいかず、再度ローテに復帰します。
このあたりから自分以外のソロの選手も徐々にきつそうになっていました。マルコポーロの選手も時々中切れ気味におくれていて、2度ほど自分がブリッジしたりしたのも無駄足だったかな。

ボトルの残りも心もとなくなってきていたところで、ちょうどさくらいさんがピットイン。自分もそれに合わせてピットイン。ピットアウト後にさくらいさんに着かせてもらって集団復帰に成功。しかーーし、ここで最大のミス。ボトル交換にピットインしたのにわざわざ水が残っている方のボトルを捨てて、新しいボトルをもらってしまった。若干の増量になったものの、ほぼピットインの意味なし(涙)


これに動揺したのか(笑)、4時間過ぎたあたりでとうとうシケインの登りで着き切れる。でも1回目はなんとかバックストレートで挽回して集団復帰。でも次の周でとうとう心が折れてストレートの途中で踏めなくなってしまった。

そこからのタレ具合と言ったら半端ないです。
おそらく補給も十分ではなく、半分ハンガーノックもあり今まで8分半ぐらいで周回していたところをいきなり12分。
こりゃたまらんといったんピットインして集団がくるまで数分間休憩。

再度集団に戻ってみるが、やっぱりストレートからシケインまでの区間で着いていけない。

しばらく一人でのんびり走っていると、桜井さんから「よしおかさ〜〜ん」との呼びかけが。おそらく水が欲しいのだと察してボトルを差し出す。

そういえば4年ほど前に同じく4時間でイナーメのとしちゃんに走りながらボトルを渡したことがあるけど、その時もとしちゃんは優勝してましたが、今回もさくらいさんはソロで優勝してました。

僕のボトルには御利益あるかも。

さて、ボトルを渡して水がなくなったので再度ピットイン。
実はもうやめてゆっくりピットで休もうかと思っていたのですが、ますださんから「今5位みたいですよ」との情報。

こんな状況でもこれを聞いてモチベーション復活。そこからは10分程度のラップで少なくとも集団以外には抜かれないように頑張って走る。

チームメートのゆださんといくらさんが応援してくれるが、得に順位やタイム差の情報は伝えてくれない。
でも後で聞いたら6位とは2ラップ差だったとか。
逆に聞いてたら踏むの止めてたかも(笑)。


そんなこんなで初めての6時間ソロをなんとか完走で、ちょっと商品も貰えました。
いや〜、しかしこの距離をこの負荷で走り続けると、ほんとはんぱない疲労感で、家に帰って晩飯食うのも疲れて食べれないぐらいでした。

そうそう、今回の収穫としてはストレートなどの軽い登り区間で軽いギヤで高回転で力をセーブしながら走れるようになったこと。これは最近の維持腹筋が一番効果があるようで、このところの練習会でも感じていました。去年までは同じ所でももっと重いギヤで無理やり登っていた感じで、2時間目にはかなり脚が無くなっていたのですが、今回はそれを超えて4時間走れました。

あと1/3を埋める努力をすれば、最後まで行ける気がしました。