乗鞍の刺客

自分は参加しないので全然関係ないが、乗鞍にはどうやら刺客が来るらしい。確かにプロの端くれがホビーレースに出るのは如何なものかと思うが、これは本人のプライドの問題なので仕方がないかとも思う。自分にプライドを持っていて上を目指しているなら、「降りて来る」ことが一番嫌なはず。だから上りきった人は降りてこないし、落ちそうになったら辞めるんですよね。
そもそも「カテ違い」の話をどうこう言うのは「不毛」な議論だし好きではない。自分のプライドと、レースをさせてもらえる感謝(開催側、参加側両方への)、そして自分もレースを作っている一人だとの意識さえあれば、おかしなことにはならないと思う。
それより自転車競技発展のためには、やっぱりまずは実業団をなんとかしないとだめだと思う。実力どうこうの問題ではなく、「実業団」とは名ばかりで、実態はほとんどクラブチームで成り立っている。これではやる気も才能もある若者が、安心してロードレースを目指せない。企業スポーツが衰退していく中で、ただでさえマイナースポーツの自転車競技を、きちんと職業として競技を続けられる環境にするためには、どうしたらいいんだろう?